何かをきっかけにして変わることがある。
普通に生活をしているとそうした機会はそんなに多くないと思う。
でも、自転車を乗り始めてからは増えてきた気がする。
ちょっとしたことばかりだけど。
弥彦山もそのひとつ。
ロードに乗り始めたころは、山登りなんて全く守備範囲外と思っていた。
弥彦山自体もロードバイクだろうが車だろうが、特に行くことない場所になっていた。
ブエルタやジロの山岳ステージは面白く見ても、
自分がたとえどんなに低くても「山」というものにロードバイクで登ることは想像しなかった。
昨年はなるべく平坦なコースを走ったし、
今年もダムくらいがせいぜい。
今、振り返っても7/30に初登頂するに至った気持ちの推移がわからない。
時系列的には、ロングライド→刈谷田ダム→峠2つと国上山→弥彦
みたいな感じだ。だんだん、ELEVATIONが増加しているのは確か。
でもこのブログにその辺の心の流れは見られない。
今後はそういうことも気にして書いてみよう。
8月は計4回、頂上の駐車場まで上がった。
そして今日は5度目の弥彦山頂。
ただし、自転車ではなくロープウェイで夜景を見るというもの。
つまりはロープウェイの夜間営業。
8月6日からやっていたということだ。
お盆の上越の帰りに断念したリベンジである。
数日前からの夏風邪もなんとか治まりつつあるので、
今年は最後の営業となる「弥彦山夜景&星空クルーズ」に、
仕事の後、でかけた。
弥彦神社脇の駐車場から、無料のバスで山麓駅に着く。
バスもロープウェイも待ち時間がちょっとあり、
夕暮れには間に合わず。夕焼けからの星空もちょっと見たかったかな。
実は、弥彦ロープウェイは初めてだ。
車で上がれるのになぜ大枚払って(通常往復1400円)乗る必要があるのか、と思っていたからだ。
今回の夜景は駐車場側からの交通手段はないので必然ロープウェイしかない。
ならば、、、乗ろう、ちょっと安いし1200円。
ロープウェイ自体は大人33名定員とあるが意外と小さくて心配なほど。
社の森はすっかり闇に沈んで、寒いくらいの風が入ってくる。
行きの乗客は我々のほかはおばあちゃんおとうさん孫の家族連れのみ。
昨日今日は急遽決まった運行なのか人が少ないようだ。
およそ5分で頂上駅に着いた。
急な階段をそこそこの距離登る。
山頂駅の乗り降り場、山麓駅もそうだったけど、さらに昭和感が満載。
スカイライン側の駐車場からのクライミングカー(って言うのね)とタワー越しに、夕闇に沈む佐渡、灯りが少し灯り始め、イカ釣りの灯りもポツポツ。
さらに階段を上がると展望レストランがある。
その3階屋上がビューポイント、もちろん無料で上がれる。
レストランも営業中。
時間とともに小木の灯りも増えてきている気がした。
50mmmに交換して三条方面を撮影。
吹き上げの風が強く欄干に置いてタイマーでもブレる。
といって三脚は大げさだし。
「81万都市、新潟のあかり」とおじさんが説明する新潟方面。
やっぱり三脚があった方がいいか。
空に地にキラキラ光るあかり。
どちらを見たほうがいいのか悩むくらい、
今日は空気も澄み雲もない、絶好の日和だ。
いつもストラップにぶら下げてるミニミニ三脚で撮っみた。
電波塔とさそり座方面。ISOも下げたので露光は30秒。
この後、人がどんどん増えてきたので床を起き撮影はできなくなった。
早めに来てよかったかもしれない。
きっと夕食を終えた温泉泊りの人たちなんだろうなぁ。
ガイドのおじさん(スタッフ)が要所要所の説明をしてくれていた。
ロープウェイの女性ガイドさんといい、
新潟ではほとんど見ることのできない"観光地らしい風情"がいい。
1時間ほどの間に星もどんどん増えていった。
天の川もとても久しぶりに見たし、
流れ星も2つ。
また来年も来てみたいなあ。。。
「券面の写真くらい夜景にすればいいのに」とは妻の弁。
もっともだ。