北風の強い日だった。
よっぽどやめようかと思ったが、意を決して出かける。
決めていたお店を覗くとすでに満席。
周りのお店も混んでいる、仕事納めのこの日、街中忘年会のよう。
別のお店へ。
こちらは初めてだ、カウンターが空いていたので腰を据える。
狭い道行きの奥にあるせいか、席にはまだ少し余裕がありそう。
店内は常連さんが殆どに、観光っぽい人がちらっと。
歩いて冷えていたので迷ったけど、
暖房のよくきいている店内だったのでビールを頼んだ。もつ煮と刺身も。
白身3種盛り。ホウボウ、なんとか鯛と、あとなんだったかな。
スキー正宗の燗をちびりちびり始めながら、つまむ。
いいね。
カワハギの肝添え。680円は安いと思う。
お酒は常温のなんかを追加。
「氷頭なます」があったので思わず注文。
正月気分を一足先に味わう。
おちょこが変わっているからお酒も追加してるな、これ。
「氷頭なます」は、酒の頭の軟骨のみぞれ和えの酢の物。
お雑煮並みに正月以外に食べることがない食べ物の一つだ。
軽くやっていたつもりだけど、お会計したら4700円くらいになってしまった。
一つ一つはリーズナブルだと思うんだけど。
〆て帰りましょう。
こちらも初めて開拓するお店。
中は、〆のサラリーマンでいっぱい。
カウンターの隅がちょこんとあいていたのでラッキーだった。
ここは瓶ビールでしょう。
それにしても、周りのサラリーマンは話に盛り上がっているだけで、
あまりビールも進んでないし、ラーメンを注文している気配もない。
もうお腹いっぱいなんでしょうね、でもまだちょっと帰りたくない。
そんな感じ。
だから、満席なのにほどなく麻婆麺がやってきた。
麺は太麺、スープと餡の愛称も良くて美味しい。
が、食べても食べても減らない。
2㎝くらい減ったところで、これはきつい勝負になるぞと覚悟をした。
案の定、帰りのバスはお腹パンパンで痛いくらい。
じじばば以来だ。やってしもた。
美味しいからまた食べたいけど、
年のせいでたくさん食べれなくなるというのは、
ちょっと寂しい気がする。
でも翌日の昼過ぎには腹具合は落ち着いた。
一軒目は肴は控えめだったからかな。
しかし、食べ物の記録ばかりになってきたな。