遠出をして輪行で帰ってくる計画を立てていたのだけれど、
夜、所用ができてしまい、夕方早めに戻らなければならない。
なので久しぶりにあそこの蕎麦食べて、
ダムの湖畔でのんびりお茶でもして帰って来ることにした。
出発はちょっと遅めの7時半。
オルトリーブのサドルバッグをLにしようかMにしようか迷ってMにした。
サドルバッグ中身は、
お茶の湯沸かし用に、
エスビット、固形燃料1個、クッカー(取っ手付き鍋2個、湯沸かし用とティーカップ用)、ティーバッグ、チョコパイ。
他に、アームカバーとレッグカバーをジップロック圧縮とジップロックに入れたクリートカバー。
最初の目的地は新発田駅前の観光情報センター。
この台紙をもらうためだ。
ダムスタンプラリーもいくつか種類があって、
これは内の倉ダムのバーチャル映像が見れるカードをもらうもの。
阿賀北の4市町でやっている。
9時オープン直後のセンターは、暇そうなお姉さんが一人いるだけだった。
台紙をもらってスタンプを押す。
それから近くの寺町たまり駅へ向かう。途中、
立派な建物の諏訪神社。祭りが近いのか境内には神輿と数名の男衆。
寺町たまり駅。
その名の通り、新発田市の寺町にある休憩所&インフォメーション。
ここでにいがたダムスタンプラリー2018の台紙をもらう。
こちらは新潟県内の7つのダムで限定スペシャルダムカードがもらえて、
コンプリートするとさらにプレミアムダムカードがもらえる。
もしかしたら、中学校の遠足以来かもしれない新発田市街を歩くのは。
寺町通り大きな寺院が並び道もきれいに整備されていた。
学生の頃はなんの印象もなかった清水園。
こうして見ると風情もあるなぁ。
今度、時間を取って来よう。
2つのスタンプラリーの台紙を持って走ります。
遠くに二王子スキー場が見える。
いざ、あの山の向こうへ!
今日は国道より並走するサイクリングロードを走りたい気分。
旧国鉄赤谷線跡だから、平らでまっすぐ。
でも、いつもここ向かい風な気がする。そしてきっと帰りも向かい風になる、何故だろう…。
赤谷まで来た。この奥の蕎麦屋さんのオープン時間までまだ少しあるので、
さらに奥の加治川治水ダムまでスタンプもらいくことにした。
割と頑張って回したつもりだったけど、あとでSTRAVA見たら2年前の方が1分早かった。いい汗かいた。
管理事務所の玄関前に置かれたスタンプ台。
ダムカードは持っているので、スタンプだけ押して、10:50頃出発。
途中、滝谷森林公園のキャンプ場はファミリーで大賑わい。
蕎麦屋も混んでるかも、と思った。
惣六やまと茶屋に到着。
11時半前の店内は数組の先客がいるだけ。
早速、蕎麦とノンアルをオーダー。
左はノンアルのお通し、右は蕎麦のお通し。
2つも並んで嬉しい、いつかあるアルでやりたい。
今日も、ニシンざる(正式名称:惣六ざるそば)1,300円。
コシがあり夏とはいえ香りもある蕎麦と、温かい鰊の組み合わせ。
天ぷらも美味しいけど、こちらを頼むことの方が何故か多い。
理由はこちらの方が早く出てくるのと、天ぷらだと割とボリューミーだから。
美味しい蕎麦を堪能しました。
自転車で食べる蕎麦はいつも美味しい。ごちそうさまでした。
お土産にそばがき用そば粉を買ったら、そばつゆもついてきた。
リユースのペットボトル入そばつゆと、そば粉。
どうやって持って帰ろうか、とりあえずジャージのポケットに挿して、
ティーブレイクをする内の倉ダムへ。
蕎麦屋のある滝谷集落から湖畔へ抜ける道にあるトンネル。
心霊スポットらしいぞ。
内の倉ダムには1周する道路がある。
その途中にある湖畔公園が今日の目的地2。
案の定、というか予想以上の景色が広がっていた。
7月からの記録的な渇水で湖底に沈んでいたかつての集落が現れているのだ。
川沿いの小さな田んぼと縫うように走る道。
塀か柵のようなものもはっきり残っている。
川の向こう岸はなだらかな段々畑が続く。
かつて営まれていたであろう、山間の小さな集落の静かな暮らしの面影が、
泥によって単色の景色として、かえって鮮やかに迫ってくるようだ。
湖畔公園に到着。お茶を沸かす水がない。
蕎麦屋でもらってくればよかった。
トイレの外の湧き水のような流水をもらうことにした。
看板には「これは飲料水ではありません」ときっぱり書かれていたが、
どうせ煮沸するし、こんな山の中の水なら、そのままでもだいたいきれいなはず。
木陰のベンチでお茶の準備。
予想最高気温は30℃だけど、木陰は涼しく、温かいお茶でもいい感じ。
持参したエスビットもどきに固形燃料をセットしてマッチで着火。
お湯が沸くこと暫し、暫し、
沸かない・・・
山のそよ風が心地いいのだけど、
その風で炎があっちこっちと流れてしまい、
いつまで経っても水に火が伝わらない。
およそ20分近く経っただろうか、我慢できずにティーバッグを投入。
何杯かのダージリンをいただいた。
お茶菓子のチョコパイはサドルバッグの中で温まって溶け溶け状態。
袋を歯でしごくようにして頂いた。
風防と溶けないお菓子の準備をすることが反省として得られた。
緑が生えて来ていことからも渇水が長期間に及んでいることがわかる。
脱いだジャージに赤とんぼ。
道中走っていてもトンボが多かった。
オニヤンマのように大きなものからこれくらいの小さなトンボまで。
普段住む海沿いにとは違う自然を感じる。
ダム堤体もすっかり丸見え。
管理事務所に行くと、にいがたダムスタンプラリー用のダムカード配布は終了してしまっているとの張り紙。
あらら。数日前のHPでは残数がまだあったのだけど。
仕方ないのでスタンプだけ押してみた。
こっちのスタンプラリーはもうしなくていいな。
2時を過ぎた。さあ帰ろう。
やっぱり行きも帰りも向かい風。
午前は山間から平野へ吹きおろし、午後は逆に平野から吹上げてくる。
なんでなんだ?そのうち理屈を調べてみるか。
最高気温が30℃位だと、暑いけど熱中症の心配もなく足も回るよ。
スピードはそれなりだけど。
今回、初めてPolarのルート機能を使った。
STRAVAで作ったルートをtcxでPolarFlowお気にいりに入れてサイコンに同期。
それを見ながら走ってみたのだけど、
作ったルートが思いの外、幹線以外の細かい道を選択して面白い。
今までは、だいたい頭に入れておいて、
わからなくなると止まってはiPhoneで確認していた。
分岐などで時々止まるというちょっとしたストレスがないのは、
やっぱり楽だ。
これから少し遠出する時は、時々使うようにしようかな。
復路のスタンプポイント籠地場物産に立ち寄る。
内の倉ダムバーチャルカードに必要なスタンプは、
域内のこういった施設で3ヶ所と、該当する3つのダムのうち1ヶ所の、
計4つ。
がら~んとした店内のテーブルの上に置かれたスタンプは、
スタンプを押すのもちょっと恥ずかしいくらい場違いな雰囲気。
まぁ、買い物する誰も気にも留めていないけど。
向かい風で力使ったのか、小腹が空いているし、
この先もまだ小一時間あるし気温も高いので、
眼の前のロッテリアで休憩を取ることに。
割としっかり辛いしスパイシーでうまい。
小休止のあと何故か追い風に変わって気持ちよく家まで最後のライド。
怖い怖い松浜橋を今日は覚悟して渡る。
関屋分水公園(タコ公園)到着。
距離を伸ばすのもいいけど、
今回のティーのように、ちょっとしたイベントを予定して出かけるのも楽しいね。
結局、このライドもVELOFLEXを履いたまま。
今日こそが最後かな。