去年の6月は走り出して5km足らずで終わった佐渡島ライド。
週末の天気もよさそうなので1年越しのリベンジに出かけることにした。
2度目ともなれば要領も得たもので、5時過ぎに家を出て、フェリーターミナルで輪行の準備をしてチケットを購入しても乗船案内時間までまだちょっとあった。
そこで、乗船口横の喫茶コーナーで朝ごはんがわりにお蕎麦を食べることにした。
佐渡名物「ながも」が乗ったお蕎麦。
コロナウィルスのせいで、始発と終発は船内のスナックコーナーが営業していないのだ。
乗客が少なすぎるんだね。
ターミナルのここは5時から空いていたので、
急遽栄養補給をし、持参したサンドイッチはライド中の補給に回すことにしたのだ。
なんといっても佐渡はエイド&リペアポイントがない。
修理も補給も自力で用意しないといけない。
途中でハンガーノックだけは避けたい。
新型コロナウィルスによる移動制限が解除されて間もないこの日、
日曜といっても始発のカーフェリーは人もまばら。
Brompton女子が一人いたが、他に輪行はなし。
彼女はきっと泊まりなんだろうなぁ。いいなぁ。
こちらは日帰りで大佐渡を回る120㎞のライド。
5時に家を出て6時の始発に乗り最終の新潟港は22時着予定。
前回と同じ場所、バスターミナルの隅っこで自転車を組み立て走り出す。
両津から佐和田方面までは北東からの強い追い風で、
何もしなくても30㎞オーバー。
ということは、後半の外海府は、
この風を正面から受けて60㎞ほど走ることになる。
相川に行ってみてあまり強いようなら引き返しても仕方ないかな、
と覚悟を決めて走っていた。
佐和田の海岸で足を止めて最初の休憩。
どこ?ここ。
今日、佐渡に来てよかったと思う景色だ。
仮に車やバスで来たとしても写真の景色は同じに撮れる。
でも自転車に乗って辿り着いた目に映るのは、
全く違って見える、きれいな風景。
この先は強い向かい風が続くと予想されるので早めの炭水化物補給をば。
小さな峠を越えて相川へ。
佐渡金山や代官所など、観光の見所もあるけど今日はスルーして、
昼食予定地、尖閣湾へと急ぐ。
相川からは本格的な向かい風区間だ。
現在地は尖閣湾。ここに来るのは小学校以来のこと。
入場料を払えば絶壁の海岸まで行けるが、今日はここもパス。
土産物屋を兼ねた食堂で補給。
ここを逃すとこの先、確実に食べ物にありつけるという場所がない。
烏賊カレーを注文。げそと身をバターで炒めたものが乗っている。
カレーの味はごくごく普通。補給ですから。
食堂兼お土産屋さんでは入口で、検温と手指消毒が必須。
こんな田舎でも徹底している。
新潟市内より厳しいな...。
iPhoneの0.5倍ワイドでありがちな親指写真。
海岸を渡る風は . . . . 強風!アゲインスト!
それでも、気持ちがいいのは気持ちがいい。
ペースは上がらず、20㎞を切ること再三。
えっちらおっちらペダルを回す。
写真撮ってる時は、
ヨーロッパのどこかの港町、ポルトガルとか、のように見えたのだが。
佐渡1周道路の外海府側には大型がすれ違えない区間がある。
それが、このあたりのようだ。
大野亀から西側のエリア。
例えば、
このトンネルとか。
有名なZ坂の手前の小さな海岸。
疲労もかなり溜まってきているので、
バイクを降りて足をマッサージしながら小休憩。
おばちゃん2人が採っているのは、
佐渡名物のなが藻だろうか。
右手の向こうには、
Z坂。
尖閣湾を出て2時間でここまで来た。
最大で10%以上あるとはいえ、しょせん1㎞程度の登り。
弥彦に比べれば、登り始めればすぐだ。
坂の途中で、来た道を振り返る。
海を見るたびに良かったと思う天気と色。
坂の途中で工事をしていた。
Z坂の将来はいかに!?
そして、
今回の旅で一番お気に入りの場所(写真)。
北鵜島という集落に下る坂道。
段々畑とその下に広がる海がなんとも言えない。
いいねぇ。
後編へ続く. . .