ただただたくさん走るだけのライドをしたくて出かけた。
今年はブロンプトンを買ったこともあって、朝のちょこっとサイクリングばかりだった。ジオサイクリングもDNSだったので、観光とかランチとか気にしないサイクリングをしたくなった。
7:00am 出発。
天気は問題ない。風は庄内に入ると向かい風が強そうな予報。
今日は酒田までずっと1日海沿いを走るルート。
気持ちのいい景色が楽しめそうだ。
いつものようにR113からR345を。
単調な道だけど今日は走るだけが目的なのであまり気にならない。
荒川手前で一休み、はまなすの丘。
新潟市内の高いビルとぽっこりとした山が2つ。
角田山と弥彦山だ。普段近くで見ている山が、ここからだとこんな風に見えるのか。
それだけでちょっと面白く思う。
さらに北上、瀬波で予定通り休憩をとる。
ニューヨークサンドとポカリ。
チキン、チーズ、トマトソース、まぁこんもんか。
急に売店に行列ができたと思ったら、
海里が到着して乗客が降りてきたからだった。
沖には粟島が雲を乗っけている。
ちょっと足の調子が良くない。
左ひざが痛い。あと100km大丈夫かと思いつつ、ここまできたから引き返す気にもならない。
ドライブでもサイクリングでも、こっちへ来ると必ず長~い貨物列車を見る気がする。
ひた走ります。
お昼ポイントの鼠ヶ関が見えてきた。
予め調べておいたのがここのお店。
「いかり食堂」さん。
いつもなら鮮魚料理のお店を探すのだけど、今回は栄養補給が目的なので、ラーメンが美味しそうなこちらに決めた。
いろいろあるメニューから台湾ラーメンをオーダー。
気温もそこそこある日だったので、辛みのあるラーメンを食べきったあとは、かえって汗が出てきた。評判通り美味しかった。
1時過ぎのお店にも、地元の方だろうか、家族連れや夫婦が次々と訪れていた。
他のテーブルもみな美味しそう、機会があったら他のメニューも食べてみたい。
鼠ヶ関はマリーナもある、夏は賑わっているのだろうが今はとても静かだ。
おなかもいっぱいになり、栄養的には十分いいのだけど、
いかんせん足が痛い、このころにはかばっていた左足もおかしくなってきていた。
でも行くしかない、膝をだましだまし走る。踏み込めない。
振り返ると飛島が小さくなっている。
ここでミスをした。左折して国道を離れ海沿いを行かなければいけなかったのだけど、標識につられてそのまま直進。
小さな峠を膝の負担が減るようにダンシングで登りきり、下り始めたところでおかしいと気づいた。道が内陸に向かい平野を進むルートになっている。
このまま行くと鶴岡だ。
向かい風が強い。修正ルートを探す。
予定通り一番海よりの県道へ戻ることを選択。
一つ内陸の道は田んぼ道なので風を避けるものがなさそう。
海よりだとグーグルの写真で見ると砂丘地の畑地で防風林があり、少しはましかなという予想。
これはたぶん正しかった。
酒田空港。
航空写真でみると滑走路の下を通るという珍しい場所だけど、
実際に走ってみるとただのトンネルを通過するだけ、滑走路が見えるわけではないし、地方の空港、ましてやコロナウィルスで航空機も飛んでないので、拍子抜け。
庄内平野のなか、松林と畑、時折現れる集落を繋いで酒田へと続く道は、地図で見る余地よりもはるかに長く感じた。
それは、激痛で殆ど力の入らない両足のせい。
それでも酒田へ到着。後半のペースダウンと迷子で予定より1時間近く遅くなった。
市街地へ川を渡るとき、目の前にそびえる鳥海山。
あの山の向こうは秋田じゃないか。
酒田が山形県の北端だったことをこの時認識。
最上川に沿って走る。向かい風がとても強く20kmもでない。
時間は16時を過ぎて、帰りの列車までそれほど猶予がない。
ここだけよって駅へ向かうことにした。足も動かないし。
酒田米菓。
川沿いに一直線に作られた工場は500mをゆうに越える。
その長ーーい工場見学が目玉なのだけど、今日は最終時間を過ぎてしまった。
また次回。
一番端っこの入り口から2Fへ上がると、オランダセンベイファクトリーという店舗がある。
カフェ側。
ショップには、山形では有名だというオランダせんべいをはじめとしたお菓子や、オリジナルグッズが並ぶ。
かさばる米菓などのお土産は発送することにしてあれこれ購入。
なんだかんだで8000円以上の買い物になった。
酒田駅には駅弁がないので、ト一屋(といちや)で惣菜とお酒を確保。
17:11 酒田駅前に到着。
まずは帰りの切符を買う。18:04 いなほ14号新潟行。
輪行の支度を終えて
駅内のお土産屋を除く。名物のおこわはやはり売り切れ。
冷凍タイプと米沢牛カレー1200円!を購入。カレーはいつかキャンプで食べよう。
Kiyoskでビールを追加しホームで待つことしばし。
ハマナス色の編成が入線してきた。
調べたらこれが一番新しく2017年12月デビューの車両みたいだ。
席をとった3号車は僕とあと女性が一人だけ。
7両全部でも何人の人が乗車しているのだろう。
スペースのある車両最後部の席をとった。
指定をとらなくてもよかったかな。まぁでも、念のため。
E655系っていう車両なんだな。
だれもいなくて、どこか別の世界に走っていく列車のようだ。
外も真っ暗でアニメの銀河鉄道を思い出す。
さよなら、酒田、また来るよ。
自宅から160km先で始めるひとり宴会。
本日は3種のお酒をご用意しました。
飲みすぎかもしれない。
ト一屋で買った味の濃い惣菜で、上機嫌(笑
午後遅い羽越本線をひた走る特急は暗く人気のない駅をいくつも通り過ぎた。
新潟に入り村上の手前で電源の切り替えがあった。
20:09 新潟着で乗り換え。
最寄り駅で組み立て帰宅しました。