GW前、思い立って出かけたキャンプが夢のような一夜だった。
仕事を早めに切り上げて高速で向かったのは故郷近くの場所。
妙高 火打 焼山
出身小学校の校歌は三山の名前から始まっていた。
コンビニでビールを買って4時過ぎに到着。
ビジターセンターで受付をして協力金の500円と薪を一束800円を支払う。
人の好さそうな管理人のおじさんに聞くと、今日は割と来てるよ、とのこと。
ビジターセンターから500mほど先の駐車場に止めて橋を渡った先、
大池という人口の池にある小さな島が大池いこいの森第三キャンプ場だ。
翌朝だが入り口付近から見たサイト全体。
入り口側の中央は広く空いていて、水辺に木が残されている。
ソメイヨシノ、八重桜、杉、松など樹種はバラバラなのがちょっと不思議。
島の右手やや奥より、つまり島の東側、南東向きの松の木の下、
ここを今日のキャンプ地とする。
設営が終わったのでトイレついでに島全景を撮りに歩く。
中央に小さく自分のテントが見えている。
晴れて風もないので島が湖面にきれいに映りこんでいて美しい。
来てよかった。
八重の桜が濃淡2種まだ花盛りだ。
時間が早ければ桜の木の下に陣取れたね。
寝る部分は平だけとテント前はやや前下がり。
まあなんとかなるでしょ。
池の向こうに東頸城の山々が望める素敵なロケーションだ。
GW前の火曜日に10組ほどソロとデュオで半々。ファミリーはさすがにいない。
ソロはでかいサーカスから小さな1P用まで様々だがパップは自分だけだった。
隣の人はバイクキャンプの人だった。
だんだん着火がのめしになってきた。
着火師匠という木にワックスを含ませた着火剤を今日は持ってきた。
申し訳程度にフェザースティックを作る。
広葉樹の薪と違って桐のような柔らかい木は楽だね。
陽が沈み空と水に挟まれあたりも青みがかってきた。
このキャンプ場はほんとに景色が綺麗だと思う。
外から見ても、中からの眺めも。
この時期は葉もまだ茂らず緑も柔らかい。
今日は満月っぽい。
美しすぎる夜。
夜明け。5時少し前に起床。
早めに朝ごはんを作って朝寝をすることに。
・・・米、忘れてる。
ということでコンビニに行きご飯とみそ汁を調達。
直火で湯煎したら炎で穴が開いたので、
メスティンに移し替えてあっため。
持ってきたウナギ茶漬けの素とうっかり茹だってしまった卵で朝飯完成。
11時、撤収を終えてキャンプ場を後に。いい一夜だった、ありがとう大池。
向かいの第一キャンプ場を覗いてみる。
林間のサイトだ。夜は対岸の第3キャンプ場の火が綺麗かもしれない。
ちょうど遠足に来ていた子供たちがお昼を食べていた。
この裏山は戦国時代はお城だったようだ。山頂から頚城平野が見渡せるとか。
いつか登ってみようか。
キャンプ場を後にして立ち寄ったのが長峰温泉ゆったりの郷。
新井柿崎線(県道30)沿いにある日帰り温泉で旧吉川町、現在の上越市吉川区にある。
お盆のお墓参りに行く時に柿崎ICで降りてよくこの道を通っていたので、存在は昔から知っていたけど利用するのは初めてだ。
お湯はちょっと緑が買った茶色、番茶みたいな感じかな。
匂いも古くなった木のような独特のものだけど、よく温まりそうなお湯だ。
お昼をいろいろ思案してたけど、メニューが美味しそうだったのでここで食べていくことにした。
店内は12時ということもあり徐々に混みあってきて、
酒粕バターラーメンは20分以上かかって出てきた。
これ、美味しかった。
酒粕系料理は苦手なものが多いけど、臭みが全くなく味も見た目より優しい。
また食べに来たい。他にもおいしそうなメニューが多かった。
レストランは温泉利用しなくても直接入る入口があるので、
地元の人はランチ利用もするのだろう。
米山駅の先の岬にまた寄ってみた。
遠くに焼山から日本海に向かって残雪の山が連なる。
トリミングで写ってないけど、ちょうど貨物列車と特急いなほがすれ違っていた。
最近は、時間や天気に左右されるキャンプが続いたが、
今回は穏やかな夜を満喫できた。