ちゃんと距離を走るのは去年10月の酒田以来だった。
起点は麒麟山公園。
昨日のうちにこちらに到着して車中泊キャンプをした。
テントがないのは気楽だけどちょっと物足りない。
朝はチャリの準備があったので結果的にはよかった。
今日は国道459号を福島方面へ走り、蕎麦で有名な宮古の手前の飯豊連峰展望所で折り返してくるというルート。
約40㎞を2.5-3時間というくらいで行く予定。
登りもあるし脚力の低下も考慮にいれた余裕を持った計画だ。
9時に出発。
出発から5-6㎞、鹿瀬の発電所脇にある東北電力の展示施設。
とっくに閉館したと思っていたけど、コロナ休館の張り紙。
まだやってたのね。
発電所の上流は1-12月の名前がついた橋とトンネルが続く。
それらをつなぐように洞門も多くある。
涼しくて気持ちがいい。
今日は気温も上がる予報だ。
洞門の開放部にまだ柔らかみの残る木々の緑が眩しい。
阿賀野川の川幅が少しずつ狭まるに従い両側の山は迫ってくる。
高度はそれほど上昇しないとはいえ、アップダウンを常に繰り返しながら確実に上流へ。
日出谷のとある商店でドリンクを補給。
お店からおじいちゃんが出てきて話しかけてきた。
どこから来たの?どこ行くの?とか
行き先を告げると「徳沢から先がエライよ、」と。
日出谷駅に到着する列車に出会う。運行本数を考えるととても運がいい。
風光明媚な景色が時折現れる阿賀路。
津川から喜多方へ抜ける国道459号、平日は地元の人か工事車両がほとんど。
まれにバイクのツアラーが追い越していく。
他のローディーには誰とも遭わなかった。
10:41 徳沢の駅。
ここからR459は阿賀野川を離れる。
小さな峠を越えて緩やかに登りながら奥川という集落をすぎると、
つづら折りが続く本格的な峠越えになる。
その最高点を少し過ぎたところから飯豊連山が見渡せる小さなパーキングがある。
そこが今日の目的地だ。
この先、展望所まで写真がない。
ここまでだいぶ足を削られて疲れているし、そもそも最後の峠4㎞は足を回すのがやっとな状態だった。
11:55
標高540m、果たして飯豊連峰展望所に着くと、残念ながら飯豊の山頂付近は雲に覆われていた。
空はもうすっかり夏の雲だ。
もう5年前になるのだな、晩秋に逆から走ったその時も山頂は見えなかったようだ。
あの時は寒くて仕方なかった記憶がある。
45分かけてひぃひぃ上った道を8分ちょっとで下りる。
お昼ごはんの時間だ。
選ぶというゆよりここくらいしかない。
でも口コミはとても評価が高い、どれを食べても美味しいと。
店内は常連さんばかり4名。
みんな麺類だった。次は僕も麺類にしよう。
ソースカツ丼850円。
帰りの腹のことを考えて、ご飯は控えめにしてもらった。
ちょうどよかった。
甘めのソースのカツはもちろん、付け合わせの山菜お浸しときゅうりの漬物も美味しい。このルートのお昼なら、宮古の蕎麦よりここだな。
今日は、手袋が左右ちぐはぐなのだ。
朝出発の時に気が付いた。まぁ、左右あるだけラッキーだということで・・・
”水よし、米よし麺よし” 全てよし
<味処>さかや
帰路も写真がほぼない。
カツ丼でカロリーは補給できたが、疲弊した筋肉は回復することなく披露困憊。
それでも下り基調なので往路の半分くらいの時間で麒麟山公園に帰着。
その後は自転車をしまって
かのせ温泉あかゆであっちぇー風呂に浸かって疲れをとり、
きりん堂で甘味を
かわちやで馬刺しを買って帰宅した。
残念ながら青柳肉店はシャッターが閉まっていた。
前回はきりん堂が閉まっていたし、
田舎町はその辺が臨機応変なのだな。
また、走ろうと張り切って思えないくらい疲れたけど、
さかや食堂にはまた行きたい。