南葉山高原キャンプ場


生まれ故郷の山で絶景キャンプをした。

往復800㎞のふもとっぱらは残念ながら富士山を拝むことができなかったけど、広々とした景色の中で過ごすキャンプは充分楽しいものだった。

あちこちキャンプをしてみて、囲まれた林間サイトより、開けた立地の方が落ち着く気がする。広々した平地だったり、目の前が川や池だったり、高台で遠くまで見渡せたり。そんな県内のキャンプ場を探していた時に目についたのが今回の場所。

以前なら上越は遠いなぁと感じたはずだが、何せ800㎞走ったばかりなので、片道140㎞ならすぐそこだ。

今回も朝早めに出発して下道を走る。

途中、和島オートキャンプ場を覗いてみる。


電源付きオートサイトは6000円と高規格なのでソロでは利用しないと思うけど、参考までに見学をさせてもらった。高台のAサイトはサイズこそ大きくないがどれも海が見えて気持ちがよい。まぁ天気次第では風が強いと思うが。

 

国道を西へ走り、高田平野に入って上越の山並みが正面に見えてきた。


火打山と焼山はまだ雪を多くいただいている。
今年は積雪多かったからか。

 

南葉山は高田平野の西側に位置し、JR南高田と北新井の間、北陸新幹線上越妙高駅が一番近い駅になる場所。今日はずっと下道を走ったけど、上信越道上越高田ICからほど近い。
子供時分に上越市に住んでいたが、春の雪解け時に残雪が作る模様「雪形」ができる山として記憶に残っている。

キャンプ場へのアクセスはすれ違いがやっとのくねくね道を走ること15分。
対向車と運転にかなり気を遣いながら、普段のドライブではありえないほどハンドルを右へ左へずっと回しながら登る。


すると、それまでの道からは想像できない、開放的でしかも整備された場所にでる。大きな管理棟やいくつかのバンガローなどが点在し、


眼下には高田平野が一望のもとに広がっている。
ロードバイクのグループを見かけた。そうだよね、上るよね、と思う。

今日は気温が高い。25度以上あるのでは。
東屋の横の広いサイトにテントと椅子テーブルだけを出して、買ってきたサンドイッチでお昼を済ませる。


しかし、この場所はピクニックの人などが次々来るので、どうしようかと思い始める。
明日の午前もゆっくりするつもりなので、少し上部のサイトに移動することにした。


最初に張った場所からだと3段上部になる。
尾根筋なので風が少し心配だけど今日はここにすることにした。

設営を終えたら観光と夜の買い出しにいったん下山。
まずは金谷山スキー場へ。


小学生の頃に何度かスキーに来た記憶がある。
多分それ以来だろう。記念館はまたいつか。


スキー場の記憶はこじんまりしていたと思うが殆どない。
この年になると手頃な大きさに思える。


子供のころもあったんだっけ?それすら不確かだ。

 


スーパーナルスで買い物をして戻る。
こうしてみるとかなり山頂が近く見える。
登山客用の駐車場もあり、南葉山へ登る人はキャンプ場内の道を通ってゆく。


まだまだ暑い4時。本日、最初の1本を開けて宴を始める。
ナルスで買ったフナベタのお刺身がとても良い。


少し涼しくなってきたので火をつける。
今日はHILLS FIELDのフリー座を持ってきた。


今日のメインは焼肉。豚と牛(豪州カルビ)。
豚の方が美味しく思えるのはなぜ。


シエラカップ炊飯でコメを炊き、肉と食す。良き。


それにしてもここは景色がいい。
また行きたいキャンプ場に選ばれるわけだ。

遠くに見える直江津港が黄昏始める。ランタンに灯を点す。


燃料系のランタンは3つ持ってきた。
灯油のTilleyとNATURA、そしてガスのコールマンルミエールだ。

 


日没後、次第に街の灯りが増えてきた。
とてもいい時間だ。


ミニマルワークス Gシェルターから見る平野の夜景。


上段のサイトから。
左手の明るいエリアが高田の町の中心になるのだろう。
一つ一つの明りの中に、今、どんな時間が流れているのだろう。

 

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