初めてのパンク、そして車の鍵を落とす

全日休みの午後から天気も悪くないので軽くライドに出掛けた、はずだった。

車にバイクを積み、冬用のグローブがなかったのでサイクルショップで買い、デンカスタジアムまで移動、駐車場で自転車を降ろして走り出す。
さすがに気温も5度前後なので体を徐々に温めながらスロースタート。
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行き先は五泉方面に向かい適当に時間で折り返すつもりだった。
iPhoneで地図を見てルートを決めながら走っていると、
小阿賀川沿いにはこんな自転車道(歩道?)が続いていた。

集落の中の道も生活感があって好きだけど、やはり専用道は走りやすい。
遠くの山は一段と白さが増しているようだ。

後で調べたら信濃川阿賀野川を結んでいる10kmちょっと道らしい。

www.pref.niigata.lg.jp

 

阿賀野川を渡り天気は快晴、気温も上がり快調に走っていたら…

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ここで魔王降臨。

 

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のどかな場所でもパンクはおきる。

後輪を外してチューブを確認すると、やはり穴がありタイヤにもちょっと切れ目がある。

現場には細かい陶器の欠片のようなものが少し散らばっていましたが、これくらいよくありそうなもの。

パンクってこんなに呆気なくするのね〜と思いつつ、1本しかチューブを持っていないので、これ以上先へ進む気にならなくなって引き返すことに決めた。

後が無い、とこんなに心細いものか。
パンクをして見て初めて実感する。

BSのチューブ高かったのに、そんなにパンクしやすいチューブじゃないはずなのに、などと思っても仕方ない。

そんなもんだと諦めてチューブを交換する。
一度タイヤを交換していたので、まあちょっとスマホで確認しながらも、
割りと順調に作業が終わる。
でもCO2ボンベって失敗できないので緊張する。
やはりいろんな人が言うようにポンプも必携なのだと思った。

 

リムへの噛み込みや空気漏れを確認して、
さらにまだ破片が散っているかもと用心して
10m以上自転車を持って現場を離れてから走り始めた。

大事なことを一つ確認し忘れ、
数時間後にまた此処に戻ってくるとは思いもせず。

 

新津まで戻ったところでまだ時間もあるし、と思い秋葉公園に立ち寄ることにした。

50mちょっとの丘なのに凄い息が上がった。絶対ヒルクライムは無理だわ。

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頂上の神社でお詣りをして、一路車のある駐車場へ戻りました。

 

で、
自転車を積もうとボタンを押すけどピピっといわない。

あれっ?

車のドアも開かない。

サドルバッグの中を探すとあるはずの車の鍵が見当たらない。

 

しばらく呆然...
灰色の脳細胞がぐるぐる混乱、そして、
パンク修理の時にバッグの中身を出して鍵だけしまい忘れたと確信。
一旦は自宅に戻ろうとしたが、時間はこのときまだ4時、
急げば1時間くらいのはず...暗くなる前に着けるかも。

そう思い直して覚悟を決めた。

後輪はCO2なので空気圧が落ちてきていることと、
iPhoneが帰路の途中で既に電池切れで、
ルートの確認ができないのが大いに不安ではあるが、
車の鍵がないことに比べればどおってことない。

 

で、途中で日没が近づいてちょっとあせって、
勘でショートカットを試みるもあえなくロスト。
この時期、日が暮れると早いんだよね、夕闇が。

5時。
普通に夜間な暗さの田園野中を、
星に照らされ、遠くに町の灯りを見ながらしばらく走っていたら、
見覚えのある場所へ出た。
つまり思ったよりもっと遠くだったということで、
でも結果としては鍵は「そこ」に落ちていた。
殆ど車や人の行き来がない田舎道だったのが返って幸い。
親切にも拾われてどこかに届けられていたら。。。

本日2本めは予定より往復45分遅れたものの6:45に帰着。
野球場の駐車場の閉門にも間に合いました。

 

思うに...

パンクは2回分は対応できる準備をしよう。
(チューブやパッチ、CO2ボンベ、携帯ポンプなど組み合わせて)

たまには地図に頼らず走って勘を磨こう。
(周囲の景色や状況だけで判断しながら走るのもちょっと楽しい)

やっぱりSPDはいいわ、これからはフラペやめよう
(2往復80kmを超える距離を痛みなく走れた)

以上、結果として今年の陸のラストライドは、
いろんな意味で経験値が上がったと思う。