松之山Camp雪中、翌日は-sibui-から環状集落へ


予報はみぞれから雨か曇りだった。

11月になると新潟は多くのキャンプ場が休業になってくる。
無料でできた公園も積雪時は使用不能だったり、雪捨て場になったり。

ふと思って調べたら松之山温泉スキー場のキャンプがオープンしていた。
ネットで予約をして土曜の朝、キャンプ場に向かう。
往路は高速を使うことにした関越自動車道小千谷ICで降りて信濃川左岸を走る。
途中から雪景色が続いていた。午後は止むはずの予報。

松代から山越えをして松之山に入ると湿った雪が降っている。

到着した越後妻有松之山スノーパークはこの通り。


サイトは10-15cmの積雪。3段ある最上段に場所を決めた。
最下段の人は撤収組のようだ。


今日はミニマルワークスのシェルターGをリビングに、
コールマンのツーリングドームエアー/LX+を寝室にするという、
キャンプ人生初のツールーム贅沢仕様にする。

 

設営が終わって夕飯の仕込みを少し終えたら鷹の湯へ。


土曜の午後ということで、たくさんの人が来ていた。
いつ来ても、いい湯だ。

 

日が暮れても雪が続いていたので、TPUを閉じて集落の明りを見ながらお籠り。

アルパカストーブを点けているので暖かい。


ビール、スパークリングワインと宴を進める。
あてはブリの漬け。Youtubeで見たぼっちさんのレシピを参考にした。
醤油、みりん、ゴマ、のりなど。美味い。

 

7時を過ぎたころ、ようやく雪が止んだので焚き火を開始。
焚き火台はフリー座を持ってきた。使うのは久しぶりだ。
相変わらず手間のかからない、いい台だと思う。

 

フライパンディッシュで作るジンギスカンが今日のメイン。
ポイント交換でもらったジンギスカン、これがまた美味しかった。

 

 

夜中。2時過ぎ。
トイレに起きた時には雲もなく一面の星空が広がっていた。


iPhone15はすごいね。
寝床に入ったら、ボン!ボン!と不規則な音が聞こえる。
花火の発射音のような。なんとなく怖い。
我慢できずに外を覗いたら、屋根から雪が落ちてる音だった。

ほっとして就寝。

 

朝、ダークルームテクノロジーの効果はこの時期の山影ではあまり感じられなかったが、7時過ぎまでよく寝た。


ツールバッグに入れたままの温度計で最低が-3.2度。
おそらく-5度以下になったと思われる。

 


昨夜は雨がちで湿度が高かったところからの気温低下でテントはバリバリ凍った。

 



朝食。


昨日の残りの鍋にうどんを入れた。

 

撤収後に温泉街のお土産屋さんへ行く。


しんこ餅と温泉卵を購入。

お昼は松代にあるカールベンクスさんのカフェ-澁い-でランチ。


店内は広く天気は良かったが少し涼しい。


ベンクスさんの好きなオープンサンドのセット。
少食だなぁ・・・
ランチ中にベンクスさんが入ってきて、2階へ上がっていった。


食後は2階の見学をどうぞ、言われて行ってみた。
2階の一部はベンクスさんの事務所となっていて、仕事場が覗ける。
ベンクスさん本人がスタッフらしき人と話をしていた。

帰路。
荻ノ島環状集落に立ち寄ってみることにした。
お盆の墓参りの後に来たのは、もうはるか昔のこと。


晩秋の山郷。

 


若い職人さんが萱の葺き替えをしていた。

一棟貸しの宿とカフェ。カフェは今期の営業を早めに終了していた。育児に専念するためとか。


小さな集落をぐるっと回る道をのんびり写真を撮りながら歩く。


こんな長閑なところで暮らす猫は幸せだ。


あと1か月もすれば深い雪の中に埋もれることだろう。

日本の田舎は秋が美しい。

こんなところで静かに暮らしてみたいと、
この時はしみじみ思った。