田子倉湖へ
三条をスタートにして田子倉湖へのライドを計画した。
出発の朝、後輪に空気を入れてる途中でパンク 泣)
前回は無事だった方だが、
前後ともラテックスからブチルにやむなく交換。
出かける前でよかったとも言える。
やっぱりラテックスはだめかと思った。
高速で燕三条へ向かうも途中からかなり激しい雨になる。
巻ICでいったん降りて戻ろうか悩んだ末に、とりあえず三条までは行くことにした。
幸い三条は曇り、向かう内陸の山側の方は一部空が明るくなっている。
確かに山越えルートなので天候の急変も気になるが、せっかくの休みだし行けるとこまで行ってみようと決心。
栃尾あたりで雲が切れてきて青空がちらほら。
「R290道の駅とちお」で休憩。
今回の秘密兵器、よっちゃんイカシート。
今日は糖分より塩分が欲しい。コーラ&よっちゃんイカで元気が出てきた。
R290で入広瀬へ峠越え。
平地は稲穂がすっかり実ってきているが、この辺はまだ緑の絨毯。
お盆の山村は静かな中にもなんとなくいつもと違う雰囲気なのは、
帰省の人の車があったり、迎える人たちもちょっと忙しいからか。
峠を越えて下る途中の集落。
お宮はお祭りのよう。
軒下の木組みがこの地域独特の形。
この辺、冬にはどれくらいの積雪になるのだろう。
峠を降りきったところにかわいい只見線の駅があった。
列車なんかめったに来ないもんね、
ということで勝手にホームで記念撮影。
ここから只見線沿いにR352を登っていくことになる。
「道の駅いりひろせ」で休憩。
カロリーメイトを食べたが、口の中の水分が全部持っていかれる。
サイクリングには向いてないな。
アミノ酸も補給。気温が上がってきた。
今日は腰に痛みが出る。きついなぁ。
破間川、あぶるまがわ、と読むらしい。
大白川駅到着。
単線の只見線で入れ替えのできる駅、新潟側ではここだけじゃないかな。
無人の駅舎の2階がお蕎麦屋さんになっている。
お昼はここにしようと決めている。
大白川から田子倉湖までは標高差約450m、距離20㎞。
平均勾配的にはそれほどでもないけど距離は長い。
そして腰が痛い。
途中、裸山が見えるつづら折りでついにバイクを降りて小休止。
勾配感が出ない。・・
ちょっと休んだのが良かったのか、
その後はまぁまぁのペースで走る。
陸橋で写真を撮っていた時に追い越していった人が折り返して降りてきた。
そして、県境!のトンネル。
割と唐突に表れた。
トンネルを抜けるとしばらくスノーシェードが続く。
お盆ということもあって、とにかくオートバイが多い。
小出から只見へ向かうこのルートは人気のルートなんだね。
自動車と同じくらい台数が走ってる印象だ。
抜けると田子倉湖が見えてくる。
そう、この景色を見るために、今日、ここまで走って来た。
峠直後は湖水面からはかなり高いところに道が走っている。
実際はガードレールもなくおっかなびっくりの撮影だった。
「会越の窓開く
六十里越峠開通記念碑」
短い在任期間の中で残した碑の一つか。
ここからさらに10km、この景色の向こうにダム堤体がある。
只見町の中心はそのちょっと先。次回はそこまで行ってみよう。
そして帰りはのんびり輪行だ。
12時を過ぎて引き返す。
下りでスローパンク。
チューブ交換せず空気を入れなおしてしばらく走るが、
やっぱり抜けてくるようだったので、あきらめて交換作業。
予備のチューブが40㎜ってのはCO2ボンベしか使えないので良くないな。
なんだかんだで13時過ぎに蕎麦屋に戻ってきた。
お客さんは先客2組。
鬼面そばのセットを注文。
ざるにてんぷらと2品が付く。
大白川駅のホームと破間川を眺めながらいただく。
店内は窓が開け放たれ扇風機が回っている。
山間のせいかライド後の体にもそれで十分涼しい。
せせらぎを聞きながら蕎麦を啜ると幸せな気分。
僕の夏休み、だ。
魚沼といえば降海苔だけど、こちらはつなぎのない蕎麦。
とても美味しかった。
蕎麦の味と香りを楽しむために薬味を入れないで食べた。
いつもはそばつゆにしっかり浸ける派だけど、
この蕎麦は半身浴ぐらいでいただいた。
わざわざ食べにくる価値あるんじゃないか。
白和え、お浸し。
ゼンマイかワラビか、どっちだ??
天ぷらも盛りだくさん。
南瓜、さつま芋、おくら、茄子、インゲン、しし唐、シソ、ヨモギ
エビなんかなくても大満足の内容だ。
無人駅、ホームへ出てみる。
自販機限定と書いてあった、愛のスコール。
蕎麦のあとで甘いものが欲しくなり購入、夏はマンゴー率が上がる。
駅を後に走り始めると,,,
1日数本の列車がディーゼル音を響かせて現れた。
駅で時刻表くらい見てればベストショットが撮れていたはずなのに。。。。
失敗した。
おなかがいっぱいで違う意味できつい。
そしてもう一つ峠を越えなくてはいけないと思うと体力的に不安。
しかもダムへの登り途中から右の膝に痛みが少しずつ出てきていた。
道の駅いりひろせに寄るも、自販機の水がすべて売り切れていた。
R290に入り峠への途中の集落の酒屋でストップ。
水の補給とクリート、サドル位置調整。
この時もそうだけど、ちょっと休むことでその後がすごく楽になることを実感。
ロングライドは無理をしないのが近道なのか。
峠を無事に越えた、ここから栃尾の市街近くまではずっと下り、
ブレーキをかけなくてもいいくらいのちょうどいい勾配とカーブが続く。
たぶん6km以上はペダリングしないで下った。
栃尾の道の駅に戻ってきた。
暑い。。。
お土産を購入する。
「おから茶」と「あぶらげけんしん」ワンカップ。
これくらいならサドルバックに詰め込めるだろう。
Raphaのツーリングショーツを履いて荷物を減そう。
ソフトクリームで英気を養う。
午前は塩分、午後は糖分と冷却。
油揚げ(あぶらげ)に並ぶ行列。
今日はやめよう。
三条市、五十嵐川を渡る。
見附~三条間は向かい風が強かったが、ここまでくればもう終わりだ。
弥彦山を見てほっとしたので止まって記念撮影。
走り切りました。
チャリを積んで高速で帰ります。
自動車って乗り心地が良くて、しかも速~い。
だからといって、次は車で行くかと云われると、それは違う。
(144km, 6h14m, 2833m, 3292kcal)