上越キャンプ2日目


午前4時を少し過ぎた頃、日の出までは30分ほど。


早暁。明りがまだ残る直江津の町と、朝焼けに浮かぶ米山のシルエット。

 


下越では連休中に田植えがほぼ終わるが、上越地方は遅いようだ。
苗が育つ前の水田が朝陽を反射している。


お湯を沸かし最近手に入れた、虎蛇コーヒーを入れる。
昨日の残りのサンドパンを食べたら、時間が早いのでもう一度シュラフに潜り込んだ。

 

陽が上がるにつれ幕内の暑さも増してくる。
もう少し寝たかったけど諦めて起きて朝食を用意した。8時。


ふもとっぱらに行ったときに朝霧高原で買ったゆるキャン△のまじうまカレー、甘口しかなかったのでどうかなと思ったけど、食べてみたらこれからはカレーは甘口でいいかもと思った。

ここはチェックアウトが9時と早いので、昨日のチェックイン時に延長をお願いしておいた。
デイキャンプだと17時まで利用が可能になるが、今日は予定もあるので午前で撤収して切り上げるつもり。


山を下りて20分ほど。あらい道の駅から見る妙高山。だいぶ雪が減ってきた。

 

上越市立水族館も行きたいけど、ゆっくり撤収してたら昼過ぎなので、とりあえず春日山城へ行くことにした。


麓から見る春日山は約180m。昨日のキャンプ場は500mだったのでだいぶ低い。


車を留めてまずは春日山神社を参詣。


ほんとに久しぶりだ。


御朱印ももらった。コロナのせいかどこも書置きの紙を渡すところが多い、ここもそうだった。


もう午後2時近い。少し迷ったが本丸を目指してみよう。


春日山城の全容。山の地形を巧みに活かした壮大な山城だ。
図の右の尾根を登っていく。


途中、直江屋敷跡。


さらに上ると毘沙門堂がある。謙信が出陣前に籠ったといわれる建物。


西頸城の山々が続く毘沙門堂から見る城の裏手の景色。
僕はなんとなくこの景色に惹かれる。
あの向こうに糸魚川、そして越中の国がある。


本丸の横にあるお堂跡。昔はこちらにあったようだ。

本丸から


北を望む。焼山あたりは見えないが右奥に雨飾山が見えている。


少し東に向いて頚城平野南部。新井方面。

 


平野北部の上越市街地。こうしてみると城からは平野全体が見渡せる。
だいぶ前の事になるが、京ケ岳城へ行った時に平野を見下ろして、昔の殿様はこうゆう気分なのだと思った。当家出身地旧清里村のどん詰まりの上にある京ケ岳城はちょうどこの平野の反対側になる。


本丸から二の丸、三の丸を通って神社入り口まで下りてきて振り返った。
こうしてみると、山一つを城塞化したこの城が難攻不落と言われたことが実感できる。

2日間のふるさとキャンプ。
いつもとは違ってキャンプ以外の時間もとって過ごしてみた。
少しずつ余裕のある過ごし方をしてみるのもいいことだ。