初の車中泊 会津方面
8月最後の週末、一人でどこかに行きたくなり、
会津へ車中泊することにした。猪苗代なら涼しいだろう。
仕事を終えてそのまま出発。
日没になり阿賀野川SAで休憩。JRAの一団に遭遇、この馬たちは新潟からどこへいくのか?
19:30 会津若松に到着。
リオンドールに寄るが、馬刺しは売り切れ。
予め調べておいた日帰り温泉「富士の湯」で汗を流します。
ここは会津若松の駅からすぐのところにある、日帰り温泉のような大きな駐車場を必要とする施設が駅の近くにあるのは珍しんじゃないか。
車のドアを開けると熱気がまだまだすごい。
こんな気温でお風呂に入ると汗が引かなくなりそうだ。
今夜は果たして涼しくなるのだろうか?
車中泊は今日でよかったのだろうか?
施設自体は古いがたくさんの市民に利用されてきているのだろう。
それなりに清潔感は保たれているようだ。
30分ほど過ごして出発。20:30
今日はこの先、猪苗代まで行かなくてはいけないので、あまりゆっくりしてはいられない。途中、馬刺しやビールも調達したい。
その後スーパー2軒回って馬刺しはゲットできず。
会津だからってみんなが毎日食べるものではないのか。
あきらめて今夜のステイ場所へ移動。
磐梯河東から1区間高速に乗って、9時半過ぎに「道の駅猪苗代」到着。
ここは風があり思いのほか涼しい。
標高は会津若松が218m、猪苗代湖が514m。
盆地の会津若松に比べて標高も高く山や湖があるのでだいぶ気温が違うようだ。
早速ビールをプシュ!呑みながら車室後部を車中泊仕様にするが、
初めてのことでなんだか手間取る。
少し離れたお隣さんの車は後部ハッチを開けられ、荷物や椅子が外に置かれている。
どうやら車中泊慣れした人のようだ。しかし暗くてよくわからない。
びっくりしたのは道の駅が思ったより暗いこと。
道の駅の建物はかなり大きいのだけど、僕がついた時間には道の駅の店舗はとうに終了して消灯、トイレ部分だけに照明がついている。
さらに駐車場の外灯もほとんど消されている。もっと明るいのかと思っていた。
幸い今夜は月夜なので国道の灯りと月あかりで真っ暗ではないが。
もっとも、寝るにはちょうどいいかも。
気温は25℃くらいのよう、動いても汗ばむことはない。
宴開始は2本目のビールと共に。
カツオ刺し、生春巻き、チキン、麻婆。
ビールからのワイン。
エクストレイルは荷台の段差ほぼないものの、後ろに向かって下がり傾斜なので、
テーブルの水平を保つのが難しい。
タオルを丸めて足の下に入れた。
飲み食いが落ち着いたところで、星空を撮影してみてはメールで送る。
iPhoneもなかなか写るよ。ナイトモード。
こっちは Richo GRⅢ。F3.2 / ISO3200 / 10秒
簡易の三脚だけどやっぱりカメラの方が綺麗だわ。
カメラとiPhoneをとっかえひっかえ星空を撮影しているうちに、
見ると日にちが変わっていた。
夜は更けていき、1時半過ぎに就寝。
夜中、気温がさらに下がる。
涼しすぎて全開にしていた窓の風上側を細く開ける程度に閉める。
5時起床。
天気がよい。日の出前の磐梯山が目の前に広がっている。
お湯を沸かしてコーヒーを入れる。
真夏とはいえ涼しいので、温かいコーヒーがうれしい気温だ。
昨日コンビニで買ったパンを朝食にする。
みんながキャンプの朝にコーヒーを飲む理由が少しわかる。
一晩お世話になった道の駅猪苗代の全景。
静かで涼しく過ごしやすい環境で、初めての車中泊がとてもよい思い出になった。
ただ、予定外の事件も起きていた。
積んできたBromptonは後輪がパンクしていたのだ。
備え付けのポンプで何度か空気を入れてみるものの、
タイヤは全く膨らむ気配がない。
何故パンクしたのかこの時はわからなかった。
予定では朝涼しいうちに自転車で湖畔のキャンプ場を見て回ろうと思っていたのだけど、切り替えて車移動にして、吾妻まで足を延ばして早めに新潟に帰ろう。
絶対、馬刺しだけはどこかでゲットして。。。
車で天神浜のキャンプ場へ。
この浜は方角的にも西日がずっと当たる。
昨日も暑かったせいだろう、湖畔の日向より、少し下がった林の中に多くの人がテントを設営していた。
いつか、僕もこんな、風に・・・
天神浜をあとにして猪苗代湖畔西側を少し南下してみる。
入り江には、たくさんのジェットスキーやボート、そしてマリンハウス。
観光地だなぁ。
8:05
湖北にもどってこれから、
正面に見える磐梯山の右奥の方、磐梯吾妻ラインに向かう。
下は暑くて晴天だったけど、磐梯から安達太良を過ぎて、磐梯吾妻ラインに入り標高も1000mを越えてくると霧がかかってきた。
標高最高地点を越えると正面に岩肌の斜面が見えてくる。
硫黄らしきものが斜面から噴出している。
浄土平に到着。9:05
時間は9時だがすでに多くの人がいる。
レストハウスのすぐ裏手の斜面には硫黄の噴出口があり、
シューシューという吹き出す音が聞こえてくる。
駐車場には車はもちろん、たくさんのバイクツーリングの人たち、
そして・・・、
ロードバイクのつわものもちらほら。
この人とは帰り際にお話をすることになった。
建物のすぐ裏の硫黄の噴出する山の反対には、別のカルデラ火口があり、
山頂まで歩道がついている。
高さにして100mほど登ると壮大な景色が広がる。
吾妻小富士カルデラ火口。東側(福島方面)から次々と雲が湧き上がってくる。
浄土平より少し先ににも絶景ポイントがあるのだけど、
この調子だと行ってみても雲中で真っ白のようなのでここで折り返すことに。
戻ってお土産を物色していたら、突然の豪雨が襲ってきた。
みんな建物で雨宿り、散策していた人はずぶぬれになって戻ってくる。
10:00 意を決して車に走る。
換気のため少し窓を開けていたので自分の車も車内はびしょびしょ。
エクストレイルはシートが撥水なので助かったが。
あらかた吹き込んだ雨を拭き取って帰路に就く。
来るときに見かけた道路の最高点のすぐ近くに駐車スぺースがあった。
車を止めて写真を撮った。
先ほどのロードの人も写真を撮っている。
聞けば福島市から上がってきたとのこと、
来た道で分かるけど、かなりガチなコースだと言っていた。
一度、来てみるか?や、どうしよう。
下りが長くてブレーキ疲れそう・・・
来るときは曇っていた展望ポイントもすっきり。
会津磐梯山の全景もきれにに見渡せるナイスビューポイント、国見峠。
磐梯吾妻レイクラインで裏磐梯へ。レイクラインと言うが思ったほど湖は見えない。
檜原湖畔で小休止。
山道をずっと運転し続けているので疲労がさすがに溜まってきている。
昼食と思ったが食べたいものもなかったので先に進むことにした。
ここから帰りのルートは、喜多方へ降りるルートと磐梯山を越える磐梯山ゴールドラインの2つ。
早めに高速に乗れそうなゴールドラインを選択。
またもや峠越えの山道だ。
峠を越えて下りの所々に展望Pがあって猪苗代の眺望が楽しめる。
今は星野グループのアルツスキー場を通り過ぎ、磐梯河東IC近くの道の駅ばんだいに到着。
ここで昼食とお土産を買って、高速に乗ることにする。
会津といえばソースカツ丼。
ご飯もカツもボリューム満点、申し訳ないが食べきれずにご飯は残してしまった。
食後にはそばソフト。
さっき隣でカツどんを食べていた2人の女子高校生もソフトを買っている。
お店の人との会話だと今日はテスト終わりに来たそうだ。
昨日、叶わなかった馬刺しをお土産に買い求めて帰路に。
途中、津川ICで高速を降りる。
目的はこちら、
麒麟山公園。
いつか一人で来るときのためにちょっと下見だ。
川沿いに木立があり川側に草地のスペース。竈らしきブロックもいくつかある。
この日は8月最後の土曜日、猛暑ではあるがキャンプする人数組。
川遊びのデイキャンプのファミリーもいる。
2時半という一番暑い時間、34-5度はあるだろうか。
それでも足を川に浸しているだけで、暑さはずいぶん気にならなくなる。
川風が吹いているせいもある。
30分ほど遊んで、その後は下道で帰宅。
1時間半ほどで津川まで行けることが分かった。
1泊1日の短い夏休みを楽しんだ。